大河ドラマのストーリー 4歳児

2009 年 7 月 28 日

幼児期最大の発達の節目

sunaba-24歳児は友だちを求めます。「唯我独尊」の時代を終えて、友だちやおとなを意識しながら自己主張する世界に入ります。話し言葉は一応完成し、おしゃべりになるだけでなく、自分の思い、感情を伝えようとします。友だちとしゃべりまくって遊びながら、からだも心も大きく育っていくのです。友だちとぶつかり合って、ケンカをしたり共感したりして遊びながら、人の気持ちを分かり、言葉で自分をコントロールできる第二の自我を育てる、幼児期最大の発達の節目です。素晴らしい仲間の中でこそ、大きな飛躍を遂げることができます。
子どものそのでは、おもしろい遊びをみんなでやりながら、話し言葉を豊かにし、考える力を育てる保育を展開します。

4歳児の保育にあたって

kodomo 自分の思い(こうしたい)はたくさんあるけれど、発達の個人差もあり、まだその思いをうまく言葉で伝えられないもどかしさのある4歳児。「ああかな、こうかな」と考えてしまう時期ですが、いろんなことを考えている、そんな子どもたちの気持ちを大切に保育したいと思います。
新学期、不安で泣いたり緊張している子どももいますが、毎日繰り返し生活する中で、少しずつ見とおしが持てるようになっていきます。先生や友だちといっしょに砂・水・泥遊びなど開放的な遊びをしながら、気持ちを安定させて、友だちと遊ぶことが楽しいなあ、と感じることができればと思っています。

そして、運動会、遠足などいろんな活動を通して、一人ではイヤだけどみんなといっしょならできる、それがひとつの自信になって、友だち関係が広がり、仲間といることで安心するようになります。簡単なルールのある遊びや、絵本のイメージを借りてオオカミと子ブタごっこ、おうちごっこなど、いろんな役になりきってごっこ遊びを楽しみたいと思います。
友だち関係が深まるにつれて、子ども同士のトラブルも多くなります。お互いの話をよく聞いてあげながら、自分の気持ちを出せるように、また相手の気持ちを理解するように、ていねいな働きかけが大切です。
しっかり自己主張できる力を基礎に、人の気持ちがわかり、まわりの状況を理解して、自分の心の中で葛藤しながら、自分をコントロールする力が芽生えるのはこの時期です。4歳児の後半は、模索しながら大きく飛躍する発達の大きな節目を迎えます。
一年の生活を通して、友だちと関係を深め、共感して遊びながら、丈夫でしなやかに動くからだを育て、旺盛な活動意欲をひきだし、第二の自我、情操の芽生えを大切にします。

私たちの大河ドラマ(4歳児の巻)

月のねらい 集団指導のねらい・てだて
一学期 新しい生活になれ、楽しんで遊べる
4月 新しい生活にふれ、園生活の楽しさを知る
  • 先生となかよしになる
  • 先生が中心になって楽しく遊びをする
  • 一人ひとりに言葉をかける
5月 一日の園生活の流れが分かり、先生や友だちと遊ぶ
  • 先生や友だちと一緒に遊びを楽しむ。また、自分のすきな遊びをする
  • 開放的な遊びをする
  • 園生活の流れを知り、安心して生活する
6月 おもしろい遊びや活動を通して生活体験を広げる
  • 遊びや活動を通して友だち関係を広げる
  • 「いれて」「かして」など自分の気持ちを言葉で相手に伝えるようにする
  • 給食の手伝いをする
  • 道具や遊具の使い方を覚える
7月 友だちと遊ぶ楽しさを知る
  • クラスのなかで安心して生活できるようにする
  • 先生が中心になっていろいろな遊びをする
  • 集団のルールを知り、みんなのなかで遊ぶ
二学期 豊かな活動のなかで友だち関係を広げる
9月 おもしろい遊びを通して友だちとのかかわりを深めていく
  • 新しいグループをつくり、遊びと生活のなかで友だち関係を育てる
  • 友だち関係が広がるようにグループをつくる
  • 興味が持てる遊びや活動を用意する
10月 友だちとのかかわりを深めながらみんなで活動する喜びを知る
  • ごっこや集団遊びで友だちと遊ぶ楽しさを知る
  • ルールのある遊びを用意する
  • みんなでできたことを喜ぶ
  • 遊びに入らない子に声をかけ仲間に入れる
11月 友だちと一緒に楽しんで活動し、友だち関係を深める
  • 集団の中で自分の思いや考えが言えるようにする
  • 遊びの中で自分の役割が分かり、果たそうとする
  • 共通のイメージが持てるような活動をする
  • いろんな場面で一人ひとりのよさを引き出す
12月 表現遊びを通して、豊かな友だち関係を広げていく
  • 簡単な話し合いを通して共通のイメージを広げる
  • ごっこ遊びを楽しむ
  • ルールのある遊びをする
三学期 友だちを認め合い、一人ひとりの自立心を伸ばす
1月 活発な遊びの中で、自分の気持ちを言葉で表現できるようにする
  • 自分の気持ちを先生や友だちの前で言える
  • 問題が起きたとき自分の思ったことを出して話し合ってみる
  • 自分の経験が言えるような機会をつくる
2月 友だちを認め合い、意欲的に活動する
  • 友だちのことを考えながら活動する
  • 製作活動に興味をもち意欲的に取り組む
  • 仲良しの友だちと集団遊びを楽しむ
3月 年長組への期待と自覚をもとに自立心を育てていく
  • 先生も加わって、子ども同士で話し合える関係をつくる
  • 飼育のことなど年長組から引継ぐ
  • 一人ヒとりが自信をもって意欲的に進級できるようにする
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