感動の人形劇、輝く子どもたち

2010 年 12 月 12 日

  みんなでつくり、みんなでやり遂げた! みんなの人形劇
 
kirin 12月4日、人形劇をお父さん・お母さんはから兄弟姉妹・祖父母まで、おうちの方に観ていただきました。
 子どもたちは満席の観衆に緊張しながらも、友だちと助け合って立派にやり遂げました。カメラ・ビデオ撮影禁止の会場で、みんな耳を澄まし、目を見開いて、小声で支えあう子どもたちの息遣いまでも感じ取りながら、一人ひとりの成長と、友だちと協力し合うクラス集団の姿に、みんな深く感動したに違いありません。
 午前はくま組とらいおん組が、午後はきりん組とぞう組が発表しました。舞台のあるホールは来年度改築のため取り壊しを予定しているので、これが最後の人形劇でした。(写真は劇の後、手づくりの人形を掲げておうちの方に挨拶する子どもたち)

kuma-2
kuma-1 「人形劇がはじまるよー」の声でいよいよスタートです。この一言が憧れであり、練習の一回目から大きな声で言えていました。
 かんた役の子が「あそぶ友だちが誰もいない」と勢いよく声を出して劇が始まりました。「すごい、すごい」と心の中で叫びます。2,3日前は言えなかったセリフを自信をもって言っています。劇はどんどん進んでいきましたが、どの役の子も今までで一番大きな声を出していました。
 また自分の出番をちゃんと理解していて、何も言われなくても自分から出て行きます。そして人形を高く上げる意識をしっかり持っていて、「あっ、人形の位置がひくいな」と思っていると、自分で気づいて手を高く上げていました。子どもたちには「お母さんは人形を見ていないから、洋服で分かるんだよ」と何回も教えていたのですが、きっと自分を分かって見てほしいと思意があったのでしょう。同じ役同士一緒に動いたほうがいいと話し合っていたので、自分の位置が違うと慌てて同じ役の子のところへ行く姿も見られました。
 助け合う姿もたくさん見られました。「せーの」でセリフを合わせたり、セリフが止まってしまうと、すぐ他の子が「…だよ」と教えに行くのです。手の位置が低いと「もっとたかく」と教えたり、「もう引っ込めて…」などなど、とにかくみんなで助け合っている…本番で自分のことで精一杯なはずなのに、友だちを思いやれるその気持ちに思わず涙が出そうになりました。
 なぜここまで人形劇に思いを寄せられるのでしょうか。ひとつには、ひよこ組、年少組のときからの絵本の読み聞かせで物語の楽しさが身についていること、それに小さい組からずうっと大きい組の人形劇を見て「いつかは自分たちが…」という思い、人形劇サークル、埼玉大学生の人形劇、人形劇団プークと本物の舞台に触れてきた経験が大きいと思います。
 そして題材きめ、粘土作り、土台作り、粘土つけ、色塗り、セリフ作りなど、すべてを自分たちで作り上げてきたからこそではないでしょうか。(くま組クラス新聞 2010年12月6日より)

  

raion-2

raion-1 「エイエイオー」と気合をいれ、いい緊張感を味わいながら、終わったくま組とすれ違ってホールへ。ザワザワ声のする客席にドキドキしながら、せーの…
人形劇がはじまるよー!」。
 子どもたち同士で目と目を合わせ、呼吸をそろえてセリフを言い、家づくりの時はみんなで楽しそうに歌を歌いました。セリフがとんで分からなくなった子たちに、客席には聞こえないくらいの小声で教えあっていました。時には熱が入りすぎて、「人形が見えない」と大声が飛び交い、その度におうちの方が笑ってくださり、家が完成した時には、「おお~!」と感動しながら拍手をしてくださいました。子どもたちのドキドキもそれで少し和らいだかなあと思います。
 おおぶた、ちゅうぶた、ちいぶたの家づくりのかわいさ、力を合わせておおかみをやっつける姿、それにおおかみの迫力のある演技、なべに飛び込んだ時の「アチチチチ」のちょっとかわいくもあり、面白くもある姿。A・Bグループとも力を合わせ気持ちを一つにして頑張ってくれました。
 そして最後の自己紹介。子どもたち一人ひとりがやりきった思いと自信が真剣な表情からにじみ出ていましたよね。最後の一仕事をやりきったというか…。カーテンの隙間から見ていた私は、ひとまわり成長した子どもたちの姿に思わずウルウルしてしまいました。
 人形劇の取り組みを通じて、友だちと考えたり、悩んだり、共感しあったり…この1ヵ月半の取り組みは、中身が本当に濃く、充実していました。いろいろ大変なこともありましたが、仲間と乗り越えられたことで、ひとまわりたくましく成長したのだと思います。あんな素敵な人形劇ができて、私も感動しています。らいおん組のみんな、お疲れ様。そしてありがとう。(らいおん組クラス新聞より 2010年12月8日)


kirin-2
kirin-1+ 「おばけのがっこうへきてください」はいかがでしたか。子どもたちの頑張りは伝わったでしょうか。舞台裏の様子は聞こえましたか。「せーの!」「次〇〇だよ」そんな声が聞こえてきたでしょうか。カメラを落としてしまったり、セリフが抜けたりのハプニングもあり…でも、きりん組らしい人形劇を観ていただけたと思います。
 人形劇が終わった後の自己紹介もよかったですよね。生き生きとした子どもたちの表情。自信の満ちあふれた姿。また恥ずかしそうにしている姿もかわいらしかったですよね。あんなにたくさんのお客さんの前で堂々と自己紹介ができるなんてすごい! 青チームと赤チームが入れ替わるとき、「すげえ人がいたよ」「お客さん、いっぱいだったよ」「がんばれ!」と青チーム。とてもいい雰囲気でした。
 部屋に帰って「どうだった?」と聞くと、「緊張したよ」「ドキドキした」という感想の中で「涙が出ちゃった…」という声も。たくさんの拍手に感激したのかな。ウルッと来るものがあったようです。「またやりたい!」
 10月後半からはじまった人形劇の活動。題材決めからスタートして、人形作り、セリフ作り、道具作り、舞台稽古などなど、本当にたくさんの活動がありました。毎日の活動の中でイヤになることなく、「次は何するの?」と楽しみにしてくれました。「大きい組ってつかれる!」なんて言いながら誇らしげな顔をしていました。大きい組だからこそできる人形劇、憧れの人形劇をやれることが嬉しそうでした。物作り、セリフ作り、話し合い活動…いろんな場面でそれぞれが輝き、クラスがひとつになる活動だったと思います。正直、観せるのが難しい劇ではありましたが、きりん組オリジナルの最高の劇になりました。これからどう子どもたちが変わっていくか楽しみです。(きりん組クラス新聞 2010年12月7日より)

zo-2
zo-1 ホールの外で待っていると、ホールの中から自己紹介の声と拍手の音が聞こえてきて、「ああ次だ」「緊張する」。ホールに入ると、舞台の向こう側のお客さんの気配が感じられ、真剣な顔を見合わせて、「せーの」でぞう組の「ブレーメンのおんがくたい」が始まりました。
 この日は2チームとも最高の人形劇を見せてくれました。担任は子どもたちの力を信じ後ろから見守っていただけで、自分たちでしっかり劇を作っていました。ポロッとセリフが飛んでしまったり、飛びそうなときに、「待って、次は〇〇だよ」とか、「せーの」とかけ声をかけ合っている姿が、今も目に焼きついています。練習中は控えめだった子たちが、しっかり自分の声を出し、人形を高らかにあげて演じていたり、いつもはちょっぴり焦って先走ってしまっていた子が、しっかり周りの友だちの動きを確認し進めています。どうして本番ってこんな風に力が出せるのだろうとただ感心し見守る目に涙があふれるのでした。劇の中で何度も子どもたち一人ひとりと目が合い、そのたびに「楽しんでるよ。今日一番の力で演じているよ」の思いが伝わってきました。
 劇が終わってからの自己紹介、幕から出る前に担任の目を見て、小声で「行ってくる」そして堂々と名乗りを上げていました。「うわあ、みんなすごい」とまたぐっと来るものがありました。(舞台裏で子どもたちを見てくれていた年少・年中の元担任の目にも涙です)。
 10月の終わりから始まった1ヶ月以上の長い取り組み。クラスの友だちと一つのものを作り上げるのに、たくさん考え、意見を出し合い、ぶつかったりもしました。時には担任も発破をかけ、一緒に考え、悩みながら、次第にいい劇を作りたい、見せたい、それには「こうしよう」「ああすれば」「これはどう?」「いい考え」と、ブレーメンの物語と同じようにみんなと心が一つになり、日ごとに子どもたちが成長する取り組みになったのではないでしょうか。ご家族みんなで観てくださって、ありがとうございました。(ぞう組クラス新聞 2010年12月6日より)

   gekimidasi
kuma 11月22日、今日からいよいよ人形劇の取り組みがスタートです。まずは題材から決めなくてはいけません。子ども達には、数日前から、『何をやりたいか考えてきてね』と話していたのですが、家で考えていましたか? (こたろう君は、「絵本持ってきた」とお気に入りの絵本を持ってきてくれました。)
 「人形劇なにやりたいかな?」と子ども達に聞いてみると、ほのかちゃんが『ももたろう!』と一番に答えます。その後は、『ブレーメンの音楽隊!』『がらがらどん』『むしたちのうんどうかい』『じごくのそうべえ』『おおきなかぶ!』『11ひきのねこ』など次から次へと出てきます。(全部で21種類の絵本が出てきました)意見をいっていない子にも一人一人聞いたら、今度は文庫に移動して、自分の好きな絵本を2冊選んでもらいました。これから、子ども達と話し合って、少しずつ絞って、最後には一つに決めたいと思います。子どものそのの人形劇は、子どもが主体で行う人形劇です。これから、題材きめ、役決め、粘土作り、人形作り、絵本の内容を深める話し合い、セリフ作り、大道具、小道具作りなどなど・・ほぼ、毎日が人形劇の取り組みとなることでしょう。
 お願い
①大切な人形劇の取り組みです。体調には気をつけて、出来るだけ休ませないようにして下さい。
②クラス会が、29日(金)に行われます。今回は、人形劇の取り組みの話を中心に行います。子どものそのの表現活動の中で、一番ともいえる大きな行事であり、この行事の意味を直接伝えたいので、忙しいとは思いますが、出来る限り都合をつけて参加していただければと思います。(くま組クラスだより 2010年10月27日)



 みんなの意見で台本を選ぶ

 候補が少し絞られてきましたkuma
 25日、たくさんある絵本をすべて並べて子ども達に見てもらいました。その後、「好きな絵本を3つ選んで3回手を挙げてね」と子ども達に言って、「この絵本がいい人?」と聞いていきます。ところがこれが難しかったようで、何回も手を挙げる子もいれば、全く挙げない子もいて、しかも、絵本の数が多すぎて、半分くらいから子ども達の集中力が切れてきてしまったのです。「ああ、だめだあ」と心の中で思い、終わりにしてごっこを楽しむことにしました。「大きなカブ」と「7匹の子ヤギとオオカミ」のごっこをやった後、文庫に行きました。(ごっこはすごく盛り上がって楽しかったですね~)
 戻った後、何人かの子どもに、「3つ決めるの難しいかな?」と聞いたら、「難しいよ」「2つ目が分からなくなっちゃった」「1個でいい」などの意見が多くでました。そこで、やり方を変え、給食の時一人一人に聞いていきました。すると・・

 「じごくのそうべえ」 8人、「わんぱくだんの忍者ごっこ」 4人、「おおきなかぶ」、「3びきのやぎのがらがらどん」、「11ひきのねこ」、「だんごどっこいしょ」、「ブレーメンのおんがくたい」、「めっきらもっきらどおんどん」、「ももたろう」がそれぞれ2人。その他1人の本が7冊
といった結果になりました。(2つ言っている子もいます)帰りに、1人しか出なかった絵本は、言った本人に『1人しかいないけど、他のやつでもいいかな?』と相談すると、ほとんどの子は諦めてくれました。明日は、さらに絞り込みたいと思います。

 ブレーメンが人気だけど…
raionkirin 26日、残った絵本の楽しいところ、好きなところを聞いていきました。「トロルをやっつけるところが楽しい」、「じんどんきがくしゃみするところが楽しい」、「桃太郎が鬼を退治するのがかっこいい」、「魚を全部食べちゃったのが楽しい」、「自分で蒔いた種なのにぬけないのが面白い」などなど…色々な理由が出てきます。その後、もう一度やりたい劇を聞いてみると、多くても6人とそれぞれがバランスよく分かれています。「う~ん・・分かれるな~」と思いましたが、ここで話し合いを終了し、その後、「ももたろう」のペープサートをやり、給食の時、再び意見を聞いてみると、
 「3びきのやぎのがらがらどん」 4人、 「おおきなかぶ」 3人、「じごくのそうべえ」 4人、「ももたろう」 1人、 「11ぴきのねこ」  0人、「ブレーメンのおんがくたい」 14人、「めっきらもっきらどおんどん 5人と、いきなりブレーメンが人気になります。(なんでだ?)このままいくと、ブレーメンにもなりそうですが、ぞう組もほぼブレーメンに決まりそうとのこと。そのことを話しました。ぞう組の子が、朝からクラスに来て、「お願い、譲ってね」と言ってくる子がいるのを見ていた子もいるので、「いいよ。譲ってあげる」、「ジャンケンで決めようよ」、「やりたいけど諦める」、「小さい組がブレーメンを2つ見るんじゃつまんないもんね」など意見がでます。『もちろん、くま組のみんながブレーメンがいいのなら2クラスブレーメンでもいいんだよ』と説明をしましたが、子ども達の中で、同じ劇をやるのはおかしいといった思いがあったようで、その後、聞いてみえると…
 「3びきのやぎのがらがらどん」 4人、「おおきなかぶ」 3人、「じごくのそうべえ」 0人、「11ぴきのねこ」 0人、 「ブレーメンのおんがくたい」 0人、「めっきらもっきらどおんどん」 22人と今度は、一気にめっきらもっきらどおんどんに意見が傾きます。ペープサートでもやってみたいというので、それぞれ好きな役を作り、動かしてごっこを楽しんだ後、再び聞いてみると、「3びきのやぎのがらがらどん」 3人、「おおきなかぶ」 2人、「めっきらもっきらどおんどん」 24人とさらに人数が増えました。給食の時間や帰りに、「がらがらどん」を希望してきたしょうき君、もえちゃん、えめるちゃん、「おおきなかぶ」を希望していたげんき君にゆかちゃんが、「めっきらでもいいよ」と言ってくれたので、
zo子ども達は、「ありがとうね」、「お陰でめっきらが出来るよ」と感謝の言葉を言っていました。明日、休んでいたりゅうと君が登園して納得してくれたら「めっきら」に決定です。翌日の朝、りゅうと君に残った候補でやりたいのを聞くと、「めっきらがいい」と答えてくれました。その時点でめっきらに決定です。朝の集まりでその事を話すと、「やった!」、「きまった!」、「うれしい~!」とみんな 跳びはねて喜んでいました。
 「めっきらもっきらどおんどん」に決まってみて…
 今回、題材決めに、4日間かかりました。たくさんの絵本の中から一つに絞るのはたいへんなことです。中には自分の思う劇を出来なかった子もいますが、でも、自分の思いを押し通すだけではクラスの劇としてなりたちません。「自分はこうしたいけど…」という思いをもちながらも、クラスのことも考える力がついてきているのです。「めっきらもっきらどおんどん」は、毎年どこかのクラスが行う人気のある絵本です。不思議な世界に魅力的な登場人物・・大人が読んでもわくわくする話しなので、子どもがやりたいのも分かるように思います。これから子ども達と話し合っていく中で、くま組のめっきらにしていきたいと思っています。(くま組クラスだより 2010年10月28日)
 それぞれのクラスで台本が決まりました。
 らいおん組 「3びjきのこぶた」
 きりん組   「おばけのがっこうにきてください」
 ぞう組    「ブレーメンのおんがくたい」
 くま組    「めっきらもっきらどおんどん」

   役決め(どんな人物?) 

 「おばけのがっこうへ きてください」をやることになったきりん組は、役を決める前に、それぞれの役がどんなキャラクターなのか、話し合ってみました。
つよしくん
○運動大キライ ○とび箱とべない ○高いところもキライ ○運動会もキライ ○2段もとべない→でも最後はとべた
○カッコイイ!だって頑張って6段とんだから ○あきらめなかった

○走るのが遅い ○ボールも遠くへ投げられない ○なんでもかんでも下手 ○いつも元気ない
 だから「よわしくん」ってよばれてる。

なんでとべたのかな?
○できると思ったから ○こしょこしょばなしでおばけに人間の子どもは弱いっていわれたから頑張った
○「はい、いきます」っていったから

○最初はよわしくんだったけど、最後はつよしくんになった!→どこから強くなった? ○とび箱がとべたところから 
○気合い入れてから ○思いきったから

とべた時の気持ちってどんな気持ち?
○気持ち良い ○うれしい ○「やった、とべた」って思う ○ワイワイガヤガヤ大騒ぎ ○笑う ○うたをうたいたくなる

 つよしくんってどんな子?と聞いた時、絵の外見ばかりが出てきました。んー…そうじゃなくて…なかなか内面って難しいですよね。それを自分たちと重ね合わせながらイメージをふくらませていきたいなあと思っています。イメージをふくらませていくことで、人形のセリフや表情の仕方がどんどん広がっていきます。

おばけのこうちょうせんせい
○おばけ ○いつも怒ってる ○メガネかけてる ○おもしろい ○とぼけてる ○カメラもってる
○厳しい ○へんてこりん ○おばけの生徒に厳しい ○人間と反対の先生
○人間と言ってることが反対 ○心がひっくり返ってる

おばけのこども
○かわいい ○つよしくんをおいていってるからかっこいい ○速く登れるからかっこいい ○元気いっぱい ○ちっちゃい
○いっぱいいる ○つよしくんがとべた時、拍手してた ○応援してた

 どんな役なのかクラスのみんなで共通意識を持ったところで何の役をやりたいか決めました。
つよしくん
○けいた ○たいせい ○かずや ○れいか ○かげる ○あやか ○まお ○りょうせい
おばけのこうちょうせんせい
○りゅうたろう ○ともや ○ようた ○とものぶ ○しゅうぞう
おばけのこども
○とうこ ○うだがわゆうき ○あきもとゆうき ○すみれ ○さくら ○はやと ○かりん ○ゆうだい ○あかり ○みどり ○そうま ○りこ ○ほなみ ○ひろき ○こうめい ○かいと

 やっぱりおばけの子どもが人気でした。おばけの子どもはかけっこが得意なおばけ、竹のぼりが得意なおばけ、 ボール投げが得意なおばけの3役に分けていこうと思います。全員でセリフを言うのは多すぎちゃうし、舞台でごちゃごちゃになっちゃうと思うので、その辺も子どもたちと相談していこうと思っています。(きりん組クラス新聞 2010年11月4日より)

  紙ねんどを作る(むかしとおんなじだよ)

wasi 台本選び、役決めと併行して、紙粘土づくりにとりくみました。
 10月29日、半紙をちぎり細くして、水に浸すこと5日間、大事に大事にねかせたので、きっといい状態になっているはず。これ以上浸してしまうと紙が溶けてなくなってしまうので、11月4日に紙粘土を作りました。
 子どもたちに「今日は紙粘土づくりの職人さんになってもらうからね。」と話して、5日間水に浸したタライをあけると、水の下に白い半紙がトロトロに。それをベランダに持っていき、たっぷりの水ごと大きなザルにあけて水を切りきました。子どもたちには周りで見ていてもらい、ザルの中を担任が手を入れぐるぐる混ぜて水を切ると、「洗濯しているみたい」なんてどんどん水がきれ、トロトロの半紙が残ります。「ちょっと気持ちわるそう」という声もあったので、「気持ちいいよ。トロトロでお粥みたい!」。「触ってみたい!」と言うことで、ここからはみんなのお手伝いが必要と説明。水が少し切れたけれど、これでは足りない。もっとぎゅ~と絞らなくてはなので、担任がすくって少し固く絞ったものを子どもたちに渡し、さらにぎゅーっとキツく絞ってタライの中に移してもらいました。 
hunori 大人より子どもたちの絞るのがバッチリな具合なので何回も往復してやってくれました。触ってみると思ったより感触が良かったのか、「気持ちいい~」、「楽しい~」と腕まくりまでして6~7回もタライを往復していましたよ。お陰でよく絞れていい状態に!
 今度は丸めて絞ってギュッと固まったままでは、粘土に出来ないので細かい粒にしていきます。そのではポップコーンと呼んでいて、ポップコーンのカスぐらいに細かくしてもらいました。「本当においしそうなポップコーンみたい」と言うと、「ディズニーランドみたい」や「紙粘土屋さんだもん」と更に張り切って細かくしてくれました。この作業では1つ1つの紙を大切にと言うことで、何度も「外のこぼさないように大事にね!」が合言葉で、子どもたちしっかり気にして取り組んでくれましたよ。
 その後はフノリを細niruかくちぎってから鍋に入れ水を加えて、卓上コンロで弱火で煮溶かしました。フノリは乾燥して固まっているので、ちぎるのも大変でしたが、友だちと引っ張りながら細かくしてくれました。煮溶かすのもお手伝いをお願いし、1人ずつグルグルかきまぜてもらいましたよ。両手でかき混ぜるので「魔法使いみたい」と楽しんでいました。
 煮溶けてくるとちょっとずつ磯の匂いや海苔の匂いもして来るので、「トロトロだ~」、「海の匂いした~」、「カレーみたい」と感想を言い合いながら、全員にやってもらいました。ここからは担任が大事にゆっくり焦げないよう、 ダマにならないよう、じっくり混ぜてのりを作ります。その間に子どもたちにはどんな動物やどろぼうにするか、絵を描いてもらい、それが終わる頃にちょうどのりも完成です。最後はポップコーンにした紙と煮溶かしたフノリを混ぜ合わせて、こねれば紙粘土が完成します。ポロポロの紙にトロリとのりをかけるとまるで、ご飯にnendoカレーをかけているようで、「カ レーだ」、「美味しそう」なんて。それを担任が手でこね混ぜ合わせると、のりと紙が混ざり合いねっとりとした紙粘土に変わっていきました。「おーっ紙粘土だ!」。ひとしきり混ざった所で、仕上げは子どもたちに。机の上でよ~くコネコネしてもらいます。「山いもみたい」、「粘土になってる」。よくくこねてくれたので本格的なめらかな紙粘土が完成しました。
 この紙粘土づくりでは買った物ではない、昔ながらの作り方で、こうやって作るんだと言う事も知れていい経験が出来たと思います。「すごいね、みんなの力で紙粘土作れたね。」に、「昔の人はすごいね。」と言っていました。午後には油粘土で実際に作る人形をイメージして顔などのパーツを形にしてみました。しっかり作りたいイメージがあってそれぞれ個性の光る人形になっていましたよ。
 (ぞう組クラス新聞 2010年11月8日)

 人形の土台作りました

dodai-a  バザー前に土台をづくりをしました。
 人形のカシラをつくるための土台です。子どもたちに「土台を作るよ」と話しても、もちろん「・・・・?」「なにそれ?」といった感じでした。
 「紙ねんどで全部人形を作らないんだよ。みんなの体も骨とお肉があるでしょ。今日は、その骨の部分をつくるよ」と話すと、「ふーん」、「なるほど」とすこし分かってくれたようです。そして、私がひとつ見本をでつくると、「ミイラ男じゃん!!」と、子どもたち。(ミイラ男…よく知っていますよね。)
 まずは、首に新聞紙をおおいかぶせて、マスキングテープでとめるのですが、これは難しい。はがきと新聞紙がしっかりついてないと、「スポッっと取れちゃうよ」、「横だけじゃ取れちゃうね。たてにグルっと巻いてごらん」。初めての作業なので、「こう?」と試行錯誤しながら取り組んでいました。
 「あっ、とれない!!」と新聞紙と首をひっぱってもとれなくなり・・・OK。
 この作業が終わると、ミイラ男にするのですが、「どんな形にしよう?」となり、絵本を見たり、役割ごとのグループで話すと、おおぶたちゃんは”’大きめ”、ちいぶたちゃんは“小さめ”、ちゅうぶたちゃんは“おおぶた、ちいぶたのまん中くらい”となり、新聞紙をフワッとにぎって大きめにしたり、ギューとにぎって小さめにしたり…
dodai でも、ちゅうぶたちゃんは中くらいというのが難しく、おおぶた、ちいぶたを見ながら「この位かなぁ」と言いながら作っていました。
 おおかみは、絵本をみながら、「どうやったら口が開くんだろう?」と悩み…新聞紙をパタンパタンときれいに折ってつけてみると、「なんか、ペチャンコ…」と満足できません。そこで、クシャクシャとまるめたものを半分にして、つけることにしました。
 そして、ぶたちゃんもおおかみも形が決まったので、マスキングテープをぐるぐる巻きにして、ミイラ男に変身させていきます。「できた!」…でも、担任が見てみると、新聞紙まだ見えています。「下からのぞいてごらん」、「あっ、ほんとだ!」。ぜーんぶテープで新聞紙が見えないように巻いて、人形の土台が完成しました。 (らいおん組クラス新聞 2010年11月8日)

   ねんどつけ

nendotuke 自分たちで作った手作りねんどを土台につけてました。
 たっぷりつけると重たくて指では支えられません。親指や人指し指でのばしながら全体にくっつけます。本当に薄く薄くつけていく子と、大胆にドカドカくっつけていく子…これはその子の性格が出ますよね。全体にねんどがついたら目や口、鼻などもつけていきます。
 「ホールは広くて遠くのお客さんにもどんな人形かわかる様に大きくするといいよ。それにね今は水をたっぷりすってるけど、乾くと水が蒸発して小さくなるから、大きくね。」そんな話をすると、「これくらい?」と、どーん!とくっつけてくる子どもたち。「そうそう、ちょっと大きすぎるな…と思うくらいが乾くと丁度いいんだよ。」子どもたちの顔は真剣です。本当にいい顔してやってるんですよ。
 なでなですればするほどツルツルになっていきます。パーツの部分も継ぎ目がわからないよう、なでなで。
 「できたぁ!」と持ってくると、「まだここがミイラ見えてるよ」。「あ…」、「ちょっと重すぎない? 指で持ってごらん」、「う…無理だあ」などなど、見せに来ては、ここが…、そこが…と直す子どもたちでした。土台の時に目なども作った子もいました。けれど全体にねんどをつけたら、「あれ?どこが目だっけ?」とでっぱりが分からなくなったり、耳にしていたのが目になっていたり…。
nendotuke-2 こうじゃなければならないなんてありません。子どものやわらかい頭っていいですね。
 午後、「人形乾いたかなあ~」と気になるようです。でも、手作りねんどは水分たっぷりです。何日も時間をかけてゆっくり乾かします。乾いてくると乾き縮みがあります。ひびが入ったり、ミイラがちょびっと見えていたり…。子どもが帰った後、一つひとつの人形をじっくり見て、どうしても必要なところは手直しします。
 どの人形も愛嬌があり、とってもかわいいですよ。大人には作れない一つひとつ個性豊かな人形たちです。早く乾いて色ぬりをしたいと楽しみにしています。(きりん組クラス新聞 2010年11月19日)

  人形の指作り

 つよし 5本指
 おばけのこども 3本指
 おばけのこうちょう 4本指
 役ごとに指は何本か話し合ってみました。つよしくんはすぐに分かります。けどおばけって…??
 絵本を見ると3本だったり4本だったり2本だったり…。あやかちゃん「けど2本は横向きだからじゃないの?!」そうかもね。
おばけは見たことないし、実際は何本指かわかりませんが、絵本を見て3本、4本それぞれにしたようです。
 前にまるめておいたハガキをつぶしてホッチキス。その後、はさみで指を思い思いの本数にしました。
 考えるのが簡単だったつよしくんは切るのが大変、なんせハガキが3周くらいしているところを切るんですから…。何度も失敗しながら作りました。山切りができず切り込みを入れる子もいて、どうしたら山になるのかいろいろやってみながら、どうにか完成しました。どの子も切り線を見ると苦労したあとが伺えます。(きりん組クラス新聞 2010年11月19日)

  人形の色ぬり  

 紙粘土をつけた人形たちを天日干しで、日光の光を当てて乾かすこと4日間。天気もくずれることがなく、水分が良くとびカラカラに。ぎゅっと粘土も縮んだ人形たちは、それぞれ味のあるステキな人形になっていました。ironuri-1
 登園した子どもたちは早速「乾いてる?」とのぞきにきて、その変化に気づき、「なんか小さくなってる」、「どろぼうに見えるね」、「おんどりも最初より 小さい」と、友だちの人形や自分の人形をチェックしていました。手作りの紙粘土で作るからこそ、こういった変化にも気づけるんですよね。作ってみないと分らないこと、これも学習です。
 そんな人形たちはまだ真っ白なままで、これからさらに新しく命を吹き込む色ぬりが大切なのです。
 でもその前にこれも大切な人形の指作りもやりました。ろばは2本、ねこ・いぬ・おんどりは3本、どろぼうは5本と決定して作りました。
 あらかじめ筒状に丸めておいたハガキをつぶしてホチキスで止め、その上を指にします。でもハガキは固いし、ホチキスの針の上の部分を指の形にするのですから容易じゃありません。5本の指を作るのに大苦労のどろぼう。4本になってしまったりもして、上手く
調整できずに「ああっ、大変だぁ…」なんて。おんどりもハガキの上に、細い鳥の足を切りつけなければなので、何度も失敗しました。ろば・ねこ・いぬも2本だったり3本だったりで…苦労して完成しました。そんな指の切り線も、注目のポイントです。
 指を人形とセットして色ぬりに入ります。まずは真っ白な人形を配り、指にはめてみると「あっ、軽くなってる」と、いいとこに気付きます。
 今度は色ぬりについての話します。「このまま白い人形でも劇はできると思うけど、みんなはどう?」、「色がないと何だか分らないよ」。
 「そうだね。みんなは自分で作ってるから分るけど…これから人形劇を観る人たちには、真っ白じゃ分らないね」、「真っ白人形劇になっちゃうよ」、「じゃ、どうしたら良い?」、「色ぬる!」。
 そうですよね。色つけを楽しみにして、うずうずしていたんですから。乾かしている時から「もう色ぬれる?」と何度も聞かれていました。
ironuri-2 でも色をつけると言っても、具体的にどんな色にぬりたいか、イメージを聞いてみると、しっかりこんな色にしたい、と言う思いがある ようです。でも、この人形の色ぬりは年少からやってきた絵の具あそびとは全く違うやり方なのです。
 「説明をよく聞いてね」の言葉に、みんなぐっと集中して話を聞きます。
 「今日は第一段で人形のベースをぬるんだよ!何でかって言うとね、例えば顔を肌色でぬってまだ乾いてないのに髪の毛を黒くぬったり、口を赤く ぬったりしたらどうなるかな?」
 「まざって汚くなる」
 「そう。良く分ってるね!大切な人形だから1つ1つ丁寧にやっていくんだ。今日は顔の色だけを全部にぬるんだよ。乾かして次の日に髪や目や口 をぬるからね。」
と、説明をしてからベースの色ぬりをスタートです。
 一人ずつパレットにそれぞれ絵の具を選び取り、色をつくるところから始まります。これも最初は口だしせず、まずはやってみることを大切にしたので、いろんな色を取るだけとって混ぜ、「うわぁ、なんだこの色」と変な色に大騒ぎ。絵の具を混ぜるのを楽しんでいたりも。
 この色とこの色と担任が教えてしまえば簡単なのですが、こうやって自分で調合してベストな色ができたときの喜びは手作りのよさです。一人が肌色に近づいて、「やったぁ、肌色っぽい」と喜べば、「どれを混ぜたの?」「白と茶と黄色と赤」…教えてもらって作っても同じ色にならないところがまたいいのです。
 他の動物たちもいろいろ混ぜ合わせては画用紙に試し塗りし、自分の色を決めました。ろばも、犬も、猫も、おんどりも、何度も色を作り直し、個性が光る人形になりました。(ぞう組クラス新聞 2010年11月11日)

   ニス塗り、人形が完成しました!

kimono 11月16日、いよいよ人形作りの最後、のニス塗りです。ニスを塗ると人形が輝き、丈夫になる話をすると、「すげぇ!」「なんで?」とびっくりしていました。「だから、塗りのこしがないように、全部に塗ってね」と話してスタートです。
 今までとちがい少し表情からリラックスしていました。しかし、全体に塗るのが中々難しく、「山下ァ、出来た~」と持ってくるものの、95%の子は、「ここが塗れていないよ」とやりなおしになりました。それでも、完成した人形を見て、「テカテカ光っている~」「僕のもだよ」と友達同士眺めている姿が見られたり、お昼や帰りに「乾いたかな」と何回も確認している姿が子ども達の喜びをあらわしているようでした。(ちなみに、くま組の人形が完成するのは一番最後。「なんでいつも最後なんだよ!」と怒っていました)。でも、完成した人形のカシラと手、お母さんに縫ってもらった衣装を持って、職員室の石原先生に「お願いしまあす」と届けると、大車輪で急いで仕上げてくれました。
 待ちに待った人形が、19日に完成しました。みんな、いっせいに職員室にかけていきます。みんなで「
石原ありがとう!」、「ありがとうね」とお礼を言うと、石原先生は「つけるの楽しかったよ。みんな頑張ってね」と声をかけてくれました。
 早速、部屋に戻って、一人一人に人形を渡しました。その時の子ども達の顔…どんな素的なプレゼントをもらった時よりもいい顔をしていたように思います。すぐ手にはめて動かして遊ぶ出す子ども達。「隣のクラスに見せにいこ!」と数人が駆け出すと、みんなもいっせいに付いていきます。「次は?」、「どこいく?」と盛り上がり、結局、年長組、虫組、花組、ひよこ組は
もちろん、事務所、園長、給食室と、すべてのところを回っては見せていました。みんな昼寝おきで、「?」といった感じで反応も今一つだったのですが、子ども達は、満足そうにくま組へ戻っていきました。きっと、一番最後だったからこそ、喜びもまた大きかったのではないかと思います。
今回の人形付けで、石原先生は、『1人1人を思い浮かべながら作るのが一番楽しい仕事なの。』と教えてくれました。そうは言っても、4クラスの洋服つけは大変だったと思います。本当にありがとうございました。また、お母さん方も、素敵な洋服作り、ありがとうございました。
 人形を作り終えて…
 粘土作りから始った人形作りはついに終了しました。今回の取り組みを子ども達は、本当に楽しみながら、真剣に取り組んでいました。「楽しい~」といいながら、人形作りをしている顔を、お母さん達に見せたいくらいでした。色々悪戦苦闘しながら出来た人形は、きっと一生の宝物になると思います。クラス会でも話しましたが、色塗りなど極端な話し、大人では1分で終ってしまうかもしれません。でも、子ども達にとっては本当に大変な作業でした。人形劇当日は、そんな子ども達の苦労も思い浮かべながら見て頂ければと思います。(くま組クラス新聞 2010年11月18日)

 


  大道具・小道具づくり

ookinaki 11月17日と18日絵本の話し合いやセリフ作りの後、必要なものを作りました。まずは、大きな木をどうするかです。前回、失敗しているので、みんなにどうすればいいか聞いてみました。「ダンボールを丸めればいいよ」、「だめだよ。それじゃまた立たないよ」、「う~ん」、「どうしよう…」と意見が行き詰ると、こうき君他数人の子が、「そうだ!」となにやら気付いた様子。「まず、カッターで切って」「そしたらつなげて丸くするの」。と言った通りにやりと、確かに大きな木になり、なおかつ倒れません。「いやあ、ナイスアイディアだね。みんなどう?」と聞くと、「いいね」、「そうしよう」と言ってくれたので、そのアイディアで作ることにしました。
 まずは、ガムテープを使って補強し、その後、つなげていって最後に丸くします。子どものやりたいようにやっていったら、なんと、私よりも大きな木が出来てしまいました。なにしろ、中に子どもが7~8人が入れるのですからすごい大きさです。穴をあけたら楽しくて、たくさんの子が入っては遊んでいました。(しょうせい君は、「本当に大きな木だ…」とつぶやいていました。問題は、逆に大きすぎて舞台に入るのかな・・と悩みが出てしまったことです。次の日には、絵の具とクレヨンで色塗りもしました。
oodogu また、空飛ぶ丸太も、今のままだと丸太に見えないので、白い紙に、クレヨンや絵の具で塗って、次の日は、乾いたので回りにくっ付けました。また、不思議な水晶玉は、白い紙に海の絵を描き、新聞紙で包んで作りました。
 子ども達は、それぞれ自分のやりたいのをやっていました。でも、何もやらない子は一人もいません。それぞれが楽しそうに作っていきます。「自分達で考えて作り上げる楽しさ」を感じているように思いました。また、大きな木では、前回、失敗しているのをちゃんと教訓にして作る姿をみて、こうった経験をしていくことで、物事を色々な角度から見ることが出来るようになるのかなとも思いました。 (くま組クラス新聞 2010年11月22日)
 




  



      

 

コメントは受け付けていません。